食品添加物には結構感謝してる。 俺の食事はこれのおかげでキレイ、美味しい、いい香り、安心長持ち万々歳!! いいことづくしだよ、ありがたいなぁ。
 
 
 こないだ大都会のとある地域で、環境基準濃度の最大240倍のダイオキシンが検出されて大騒ぎになったね。 さすがに全部の土を入れ替えるのは金がかかりすぎるから、濃度の高かったところに新しい土でふたをして対応するんだと。
 
 環境基準が土1gに対して1000pg以下だから、240倍で240000pg=0.24μgのダイオキシンが土1gに含まれていた。
 サルは体重1kgに対して50μgのダイオキシンを摂取すると半数が死ぬらしい。 砂場で遊ぶ子供の体重が20kgくらいとして、ヒトの子供がサルと同等の耐性として、子供が半数死ぬダイオキシンの量は 
 50μg/kg × 20kg = 1000μg
これは土4kg分。 つまり、小学1年生がこの場所の土を4kgドカ食いすると(無理)、100人中50人くらいが死にますよ。 土なんて美味しくないし口に入ってもすぐにペッするから、間違って飲み込んだとしても1gくらいかな。 半数致死量(土)4kg=4000gに対して1g。 うーん。
 
 一度に致死量を摂取することは無理とわかった。 じゃあ毎日少ぉしずつダイオキシンを摂取したら、いつかは致死量に達するのか? 厚生労働省のデータでは、食品由来の一日の平均ダイオキシン摂取量は、体重1kgあたり1.24pgで、体重60kgだと74.4pg=0.0000744μg。 摂取したダイオキシンはだいたい5〜11年かけて半分に減るらしい。 毎日これだけずつ摂取するとして・・・ む・・・ えーっと・・・ 66年(24107日)後には1/64になるとするとこの分は残存決定で、63/64がその間直線的に減るとして(ちょっと違うけど)・・・ 66年後に体内に残ってる量は
 
 74.4pg × 1/64  ・・・ ①
 74.4pg × 63/64 × ∫{(24107 − n)/24107}dn  (n : 0→24107)  ・・・②
 
これでいいんかな? もっと勉強しとけばよかった! ①+②を計算すると、0.883μg。
 体重20kgの子供と60kgの大人が同じ耐性だとしても、半数致死量(ダイオキシン)1000μgに対して、66年間摂取し続けて体内に残ってる量は0.883μg。 うーん。
 
 ※3/23再計算の結果、最終残存量は0.425μgでした。 まあこの値についても信用には耐えませんのでご了承ください。
 
 
 食品添加物は有用だが、摂り過ぎると身体に何らかの影響を及ぼす可能性がある。 医薬品でも、大豆イソフラボンでも、水でも酸素でもそれは同じ。 食品の安全性について議論するとき、よく引き合いに出される食塩と酒。 塩は体重20kgだと致死量10g。 ワインは体重50kgだと致死量2.6kg。 日々これギリギリCHOPだぜ!!